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その8(りらく2011年10月号)
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前回もお話ししましたが、東北には気軽に車で行ける素晴らしいキャンプ場がたくさんあります。ところが、東北の地域だけかも知れませんがほとんどのキャンプ場は結構空いているのです。混雑するのは夏休み期間中の一時期や整備の行き届いた至れり尽くせりの一部のキャンプ場くらい。

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私は現在57歳。もう中高年に入る年代ですが、車に釣り道具やテント、焚き火の道具、食材の入ったクーラーボックスなどを積んであちこちのキャンプ場でソロキャンプをしています。ソロキャンプの魅力は、なんといっても気の向くまま、足の赴くまま自由気ままにのんびりとキャンプライフを満喫できることです。

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気のあった友人や家族と共同作業をするのも楽しいのですが、ソロの場合は何から何まで一人でやらなくてはならないものの、自分の流儀で気ままにこれらのアクティビティを楽しむことができます。

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中年のおじさんが人気のないキャンプ場でひっそり焚き火をしている光景は一見寂しそうですが、たまには自分でおこした焚き火にあたりながらウイスキー片手に一人静かに好きな小説を読んだり、物想いに耽ってみるのも悪くありません。聞こえるのは焚き火のはぜる音のみです。夜になれば周りは漆黒の闇、運が良ければ夜空を見上げると満天の星空、なんてこともあります。

 


前回は他の人から贈与を受けた場合、年間の基礎控除額の110万円を超えたら贈与税がかかることをお話ししました。それでは、現金以外の不動産や金(きん)など物でもらった場合、基礎控除の110万円を超えるかどうかはどのように判断するのでしょうか?また具体的に贈与税がどれ位かかるのか、計算する場合の正確な評価はどのように行うのでしょうか?

先ず金ですが、もらったその日の時価が評価額になります。この場合の時価とは、相場といっても良いでしょう。勝手には決められない、市場で取引されている価額が相場です。相場がある場合、その価額は毎日違うことになりますので、安い時にもらった方が得になる訳です。もっともその後更に下がったりする場合もありますのでなかなかタイミングは難しいですね。

相場のない物はどうやって評価するのでしょうか?例えば自動車や書画骨董、ブランドもののバッグなどは「一般動産」といいますが、これらの価額は、売買実例価額、精通者意見価格等を参酌して評価するとされています。自動車の場合は自動車の販売会社、書画骨董品は古美術商、ブランドもののバッグは質屋さん等その道の専門家に問い合わせて調べてもらいます。値段が出たら「査定書」として書類で出してもらい保存しておくと良いです。

では、土地や建物の不動産時価はどうやって計算するのでしょう。土地の場合は国税庁が毎年発表している路線価や、市町村がその土地毎につけている固定資産税の評価額を基にその価額(=時価)を計算することになっています。建物の場合は、自家用のものであれば固定資産税の評価額そのものが相続税や贈与税を計算する際の時価になります。

路線価とは、主に市街地の道路につけられた1?あたりの評価額です。その土地の路線価は、インターネットで国税庁のホームページにアクセスすれば誰でも見ることができます。市街地以外の場合、路線価がついていない地域もありますが、その場合はその土地の固定資産税の評価額が基になります。土地の場合は、正確にはこれら路線価や固定資産税の評価額を基に奥行きや形状(形状が良くないと評価は安くなります)、自家用か貸し地か等の別により評価額に所定の率を乗じて計算しますのでちょっと複雑です。相続税や贈与税を計算する場合の土地の時価を正確に知る為には、税理士等の専門家に依頼した方が間違いがありません。

 

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