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その9(りらく2011年11月号)
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今回は、私がこれまで実際に行ったことのある宮城県内のキャンプ場をご紹介しましょう。
私見ですが、県内のキャンプ場でキャンパーにもっとも人気があるのは川崎にあるエコキャンプみちのくでしょう。釜房湖の西側の湖畔にあり、施設がとても良く整備され、広くて景観も見事です。キャンプ場にはシャワールームの他、温泉もあり、トイレは水洗でとても清潔です。至れり尽くせりの施設が揃っており小さなお子さんからお年寄りまで安心してアウトドアライフを堪能できます。

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私の大好きな二口渓谷には秋保二口キャンプ場があります。仙台からは秋保温泉を過ぎて、秋保大滝から更に先の二口林道の途中にあります。キャンプ場は結構広く、テントサイトは一番上の高台にあり、良く整備されていて初心者でも安心です。近くには二口渓谷の清流が流れており、紅葉シーズンには芋煮会で賑わいます。

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先日も、私の家族全員(家内、子供達、嫁さん、孫の計7名)が集まり一泊してきました。孫も大喜びで草地の広場を思う存分走り回っていました。帰りには、まったりと秋保温泉につかってきました。

自宅からキャンプ場までのアクセス距離が短い分日帰りや一泊でも充分楽しめます。

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また二口渓谷には、二口キャンプ場の直ぐ近くで本流に合流する支流の大行(おおなめ)沢という渓流があります。そのずっと奥に樋ノ沢避難小屋があり、その脇でキャンプすることができます。ここへは大東岳の登山口から歩いてしか行けませんが、途中大行沢沿いに白滝、雨滝、梯子滝など様々な滝を見ることができます。圧巻は裏磐司と呼ばれる磐司岩の北側の断崖です。切り立った崖が深い谷を形成して、素晴らしい景観となっています。磐司岩は、二口キャンプ場から車で更に林道を上っていくと見ることができますが、その反対側にある裏磐司は登山道を自分の足で1時間以上歩いていかなければ見ることができません。
樋ノ沢避難小屋は更にそのずっと奥です。もちろん電気は来ていませんが、近くには美味しい水場があり、飲み水には不自由しません。晩のおかずに近くの沢で岩魚を釣ることもできます。
その他にも県内にはたくさんの素晴らしいキャンプ場があるのですが、それらはまた次の機会に。


さて今回は名義預金のお話しです。自分が持っているお金を孫や子供名義の預金にした場合は、贈与税の取扱いはどうなるのでしょうか?「可愛い孫の将来の為、孫に少しでもお金を残しておいてやりたい」と思っていらっしゃる方は結構多いと思います。いずれ自分が亡くなると、財産は配偶者や子供に相続されますが、孫にはいきません。この為、おじいちゃん、おばあちゃんが生前に孫名義の預金を残すケースがあります。また、財産をたくさん持っていらっしゃる方は、相続税対策として生前に家族名義の預金にしておくケースも見受けられます。

名義預金というのは、正式な贈与の手続を踏まずに預貯金の名義を単に他の人の名義にしている預金のことを言います。つまり、名義は自分以外のものになっているものの、相変わらず自分がその預金を管理している場合、名義預金となります。このような名義預金は税務上その相手(名義人)に贈与したことにはならない為、相続財産として残ってしまいます。これは、将来相続税が課税される可能性のある方の場合、後々問題となるのできちんとしておく必要があります。

以前(9月号)に贈与のお話しをした際に、財産を他の人に贈与する場合は贈与契約書を交わしておくことが一番と書きました。贈与契約書は贈与の内容が明確になって確実ですが、この場合でも財産の贈与を受けた方がその後実質的にその財産を所有、管理していなければ、税務上は贈与者の財産と認定されることがありますので注意が必要です。

 

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